夏のおやつに、コーヒーゼリー。いつもの一杯をひんやり楽しむ方法

夏のおやつに、コーヒーゼリー。いつもの一杯をひんやり楽しむ方法

暑い季節になると、コーヒーも少し違う形で楽しみたくなりませんか?
アイスコーヒーもよいけれど、たまにはひんやりとしたデザートにして味わうのも、夏ならではの楽しみです。


そこでおすすめしたいのが、コーヒーゼリー。特別な器具がなくても、普段飲んでいるコーヒーを使って作れます。今回は、おうちで無理なく試せる基本の考え方と、好みに合わせた楽しみ方をご紹介します。

 

 

夏にコーヒーゼリーが合う理由

コーヒーゼリーは、冷たい口当たりとコーヒーらしい香り、ほろ苦さを一緒に楽しめるデザートです。飲むときとはまた違い、ひと口ずつゆっくり味わえるのも魅力でしょう。


 

さらに、「甘いものを食べたいけれど、重すぎるデザートは避けたい」、そんな日にも取り入れやすい一品です。ブラックのままならすっきりと、ミルクやアイスクリームを添えれば、やさしい甘さも楽しめます。


抽出したての温かいコーヒーと冷たいアイスのコントラストを楽しむアフォガートとは異なり、コーヒーゼリーは最初から最後まで冷たさを味わえるのが魅力です。暑い日の午後や、食後のひとときにも心地よくなじみます。


※「アフォガート」についてはこちらの記事をどうぞ

『アイス+コーヒーを楽しむ。おうちでできるアフォガートの基本』

 

 

まずは基本。コーヒーゼリーは手持ちのコーヒーで作れます

コーヒーゼリーを作るには、特に「専用の豆」などは必要なく、普段飲んでいるコーヒーで十分です。こだわればこだわっただけのものができますが、まずは自宅でドリップしたコーヒーはもちろん、コーヒーバッグやインスタントコーヒーでも作れます。


用意するものはコーヒーとゼラチン、甘みを加えたい場合は砂糖など。熱いコーヒーにゼラチンをよく溶かし、器に注いで冷やし固めればできあがりです。


 

粉ゼラチンを使う場合は、コーヒー200mlに対して約4gが一般的な目安です。液体300mlに対しては、3g程度なら口溶けのよいやわらかめ、5g程度で標準、7g程度でしっかりした食感に仕上がります。好みや気分に合わせて調整してみるのも、手作りの楽しさです。

 

「少し濃いめ」は、粉を少し多くすること

 

コーヒーゼリーでは、飲むときより少し濃いめのコーヒーを使うと、冷やしたあとも香りやほろ苦さを感じやすくなります。とはいえ、難しい淹れ方を覚える必要はありません。


いつも豆や粉を使ってドリップするなら、普段よりコーヒー粉を少し多めにしてみるだけで構いません。たとえば、いつも10g使うなら12gほどに増やすだけです。


粉の量を変えたくない場合は、お湯の量を少なめにして濃く抽出する方法もあります。このとき、急いでお湯を落とそうとするより、いつもより少し丁寧に注ぐのがポイントです。少ない湯量でも、ゆっくりコーヒーの成分を引き出すようにすると、味わいがのりやすくなります。


 

ただし、苦味が強すぎると感じたら、無理に濃くする必要はありません。あとでまたご紹介しますが、お好みでミルクやアイスクリームを合わせてみるのもよいでしょう。

 

 

スペシャルティコーヒーで、香りを楽しむ

コーヒーゼリーは材料がシンプルだからこそ、使うコーヒーの味わいがそのまま表れます。普段のコーヒーで作るのはもちろん、スペシャルティコーヒーを使うと、豆が持つ香りや後味にも目を向けやすくなります。


 

雑味が少なく、すっきりした味わいのコーヒーなら、冷やして固めたあとも重たい苦味が残りにくく、豆本来の香りやほのかな甘さを感じやすくなります。こうしたクリアな飲み心地は、コーヒーの味わいを評価する際に「クリーンカップ」と表現されることもあります。


しっかりした苦味やコクが好きなら、深煎り寄りのコーヒーがおすすめ。甘いミルクやアイスクリームを合わせても、コーヒーの存在感が残りやすくなります。


一方で、浅煎りや中煎りのコーヒーを使うと、果実を思わせる軽やかな酸味や、華やかな香りが引き立つことがあります。「コーヒーゼリーは苦いもの」という印象がある方にも、みずみずしい果実感を楽しむ選択肢になるでしょう。


でもまずは、好きな一杯をそのままゼリーにしてみてください。飲んだときに好きだと感じた香りや後味が、冷たいデザートの中でどう変わるかを味わう。それも、スペシャルティコーヒーの楽しみ方のひとつです。

 

 

好みに合わせて広がる楽しみ方

基本のコーヒーゼリーができたら、そのまま食べるほか、少しだけ組み合わせを変えてみるのもおすすめです。手をかけすぎなくても、添えるものひとつで印象が変わります。

 

 

まずは、そのままで味わう

 

コーヒーの風味を知りたいときは、まず何もかけずにひと口。甘さを加える前に味わうと、香りや苦味、後味の違いをつかみやすくなります。

少し甘みがほしくなったら、シロップを少量だけ。甘さを後から調整できるのも、手作りならではのよさです。

 

ミルクやアイスクリームを添える

 

コーヒーの苦味をまろやかにしたいときは、牛乳や生クリームを少し添えてみましょう。カフェオレが好きな方にも、親しみやすい組み合わせです。


バニラアイスクリームをのせれば、コーヒーゼリーはぐっとデザートらしい一品になります。アイスが少しずつ溶けるにつれて、コーヒーのほろ苦さと甘さが重なっていく時間も楽しめます。

 

ナッツやチョコで食感を足す

 

砕いたナッツやチョコレートを少量加えると、食感とコクが加わります。すべてをそろえなくても、家にあるものをひとつ添えるだけで十分です。


大人向けに楽しむなら、少量のリキュールやシナモンを加える方法もあります。まずはコーヒーそのものの味を確かめてから、気分に合わせて試してみてください。

 

 

コーヒーを、食べる形でも楽しんで

コーヒーゼリーは、いつものコーヒーを少し多めに使い、冷やして固めるだけで楽しめる夏のデザートです。特別な技術がなくても、自分の好みに合わせて甘さや組み合わせを変えられます。


 

まずは、普段好きなコーヒーから。ひと口目はそのまま味わい、次にミルクやアイスを添えてみるのもよいでしょう。


LEOは、日々の一杯が自然に広がっていくようなコーヒー体験を大切にしています。暑い日のコーヒーゼリーも、豆の香りや味わいをあらためて感じる、小さなきっかけになるはずです。

 

 

■ライター:もも

カフェ店長としての経験を活かし、コーヒーライターとして、10年以上活躍。現在もカフェ業界で働く夫とともにトレンドを追いながら、日々コーヒー談義を重ねている。

 

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