毎日の食事や食後がもっと楽しくなる。パンや料理と楽しむコーヒーの合わせ方
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コーヒーといえば、甘いスイーツと一緒に楽しむものというイメージを持つ方も多いかもしれません。けれど実際は、毎朝のトーストや手軽なサンドイッチ、さらには夕食後のひとときまで、身近な食事や料理とも合わせて楽しみやすい飲み物です。「私はこの組み合わせが好き!」というものがある方もいらっしゃるでしょう。
味わいの特徴と食べ合わせの考え方を知ると、いつもの食卓やリラックスタイムが少し新鮮に感じられるはず。そこでこの記事では、朝食や軽食、そして夕食後の料理に合わせたコーヒーの選び方をご説明していきたいと思います。
朝ごはんとコーヒーの基本の合わせ方
朝の食卓に並ぶトーストや卵料理は、素材のシンプルさややさしいコクが特徴です。こうした朝ごはんには、料理の風味を邪魔しすぎず、お互いのよさを引き立てやすいコーヒーを合わせるのが基本の考え方といえます。
■ シンプルトーストには香ばしさとやさしい甘みを
香ばしく焼き上げたバターつきトーストには、中煎り程度のまろやかなコーヒーがよく合います。パンの香ばしさとバターのコクに、コーヒーの持つ穏やかな香ばしさややさしい甘みが重なり、自然になじみやすいからです。口の中で味がぶつかりにくく、毎日の朝食として取り入れやすい組み合わせといえます。
■ 卵料理やハムにはすっきりとした酸味や適度な苦みを
目玉焼きやスクランブルエッグ、ハムなどの朝食メニューには、少しすっきりとした酸味のある浅煎りや、ほどよい苦みを持つコーヒーが向いています。
卵や肉類のまろやかな旨味に対して、軽やかな酸味のあるコーヒーを合わせると、後味がきゅっと引き締まり、爽やかな印象になりやすいのです。朝の口の中をさっぱりさせたいときにも、試しやすい考え方です。
軽食に合わせるときの考え方
昼食や軽めのランチで食べるチーズトーストやサンドイッチは、朝食よりも味わいがややしっかりしています。料理の味が強くなるときは、コーヒー側にもある程度のコクや満足感を持たせると、全体のバランスが整いやすくなります。
■ チーズやマヨネーズのコクには中深煎り〜深煎りを
とろけるチーズがかかったトーストや、マヨネーズを使ったサンドイッチは、しっかりとした油脂分と濃い旨味が特徴です。こうした軽食には、香ばしい苦みと重厚なコクを持つ中深煎りや深煎りのコーヒーがしっくりなじみます。コーヒーのコクが口の中の油脂分をやわらげ、次のひと口をまたおいしく感じやすくしてくれます。
■ 野菜サンドやサーモンには華やかな浅煎りを
レタスやトマトがたっぷり入った野菜サンドや、サーモンを使った軽食には、フルーティーな風味を持つ浅煎りコーヒーがおすすめです。野菜のみずみずしさや素材の甘みに、爽やかなフレーバーが重なることで、一体感のある飲み心地になりやすいからです。全体を軽やかにまとめたいときに試してみたい組み合わせといえます。
夕食後やお肉・魚料理のあとに合わせる一杯
夕食でしっかりとしたお肉料理や魚料理、パスタなどを楽しんだあとに飲むコーヒーは、口の中をさっぱりさせ、食後のひとときを気持ちよく整えてくれます。料理の脂分や味の余韻に合わせて、焙煎度を選んでみるのがポイントです。
■ 肉料理や濃厚なパスタのあとには深煎りで後味をすっきりと
お肉料理の香ばしい脂分や、クリーム系・ボロネーゼといった濃厚なソースのパスタを楽しんだあとは、しっかりとしたコクを持つ深煎りコーヒーがよく合います。深煎り特有の香ばしい苦みが、口の中に残った重たさをやわらげ、食後の余韻を整えやすいからです。落ち着いた時間に、ゆっくり味わいたい場面にも向いています。
■ 魚料理やオイル系のパスタのあとには軽やかな浅煎り〜中煎りを
ハーブを効かせたソテーなどの魚料理や、ペペロンチーノのようなオイルベースのパスタのあとには、軽やかな酸味や華やかな香りを持つ浅煎り〜中煎りのコーヒーがなじみます。
魚介の風味やハーブの繊細な香りを損ねにくく、フルーティーな酸味が爽やかな後味をもたらしやすいからです。お腹がいっぱいになったあとでも重たくなりすぎず、心地よい締めくくりになりやすいでしょう。
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食事にあわせてコーヒーを選ぼう
「コーヒーは甘いものと合わせるもの」という枠を少し広げてみると、毎日の食卓に新しい楽しみが生まれます。バター入りのトーストにはまろやかな一杯を、しっかりした料理や夕食のあとはコクや爽やかさのある一杯を合わせるなど、考え方はとてもシンプルです。
最初は難しく考えず、明日の朝食や今夜の夕食のあとに、手元にあるコーヒーをひと口味わってみることから始めてみてください。食事や料理とコーヒーが互いを引き立て合う心地よさを知ると、もっともっとコーヒーの魅力に引き込まれていきます。
じっくりゆっくりペースで楽しみながら、あなたらしい一杯と食事の組み合わせを見つけてみてくださいね!

■ライター:もも
カフェ店長としての経験を活かし、コーヒーライターとして、10年以上活躍。現在もカフェ業界で働く夫とともにトレンドを追いながら、日々コーヒー談義を重ねている。